『弱者の戦略』稲垣栄洋

動物の生存戦略について紹介している。弱肉強食という言葉から、強いものだけが世界に生き残るという印象をもっている人が多いはず。では、強いものとはいったい何を指すのだろうか。おそらく食物連鎖の上位層であろう。

だが、本書によればライオンでさえ弱者のでもあるという。なぜならライオンが生きていくためには、シマウマが何頭必要だろうか?そのシマウマたちが捕食する草がどれだけ必要か?ライオンの生命維持はシマウマが生存し、その下位にいる生物たちが生存することによって成り立っている。つまり、依存性が高い生き方ということだ。

食物連鎖の階層にいる弱者として扱われる生き物であっても、生存戦略があり、生き残りのための努力をしているということがよくわかる。さまざまな動物たちの生存戦略が紹介されており、私たちの日常生活でも十分に役立つ内容だ。

●新潮文庫・1,180円

 


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