「締め切り!締め切り!しかし、頭が動かない!!なぜなんだぁぁぁぁあぁぁ!!!!」と心の中で静かに発狂しながら修正の対応をする。とりあえず手を動かすしかないから、修正も執筆もする。作業のペースが遅れてしまうのは仕方ないことだと思うけれど、納期は基本的に遅れない。たぶん、これはWeb制作会社で働いていたからだ。先方が美術館とか、学術機関とかでプレスリリース発表してたりで納品が遅れるのはNG、みたいな案件と関わることもよくあった。「これ、ほんとにやる意味あるの?」みたいな仕事を夜中の2時過ぎまでやったりしてて、今思い出してもなんか悲しくなった。ぐすん。

そんな、昔話は置いておいて。あまりに頭がとろとろするもので、普段は立ちながらとか、高めなターンテーブルで作業している僕も床にしゃがみ込んでしまった。そして、スマホで検索した。

「脳を覚醒する方法」

……わかってる。わかってるよ。そんなこと検索しても、どうせ役に立たない記事しか出てこないんだろ。なんちゃって科学とか、運動しろとか、睡眠とれとか、ファスティングしろとか、そういう記事しか出てこないんだろ、と。実際、検索結果を見て、どのページも開くことなく閉じた。検索結果のほとんどはお金につながるものは一生懸命かかれているけど、そうでもないキーワードは質が低い場合が多い。だから、僕はあまり検索流入重視が前提とされてるインターネットのある一部分が好きじゃなかったりする。

だけど、ひとつだけ、脳を覚醒するキッカケをもらえた。それは、検索窓に「脳を覚醒」と打ったときにでてきた「脳を覚醒させる方法」という検索語の候補(専門的な言葉で「インクリメンタルサーチ」といったりする)だ。検索予測で表示されるということは、多くの人が検索しているということだ。そして、その多くの人が検索している言葉は「脳を覚醒させる方法」ということに驚いた。

僕が最初に検索しようとした言葉は「脳を覚醒する方法」つまり、どうにかこうにか動かしてやろういう、自分と脳の距離感が近い表現として「脳を覚醒"する"方法」と検索しようとした。多くの人が「脳を覚醒"させる"方法」と検索しているということは、脳とはちょっと距離を置いて刺激を与えれば動き出す認識をもっているっていうことなのかなって。自動販売機ってお金を入れるて、ボタンを押すと飲み物が出てくる。自動販売機は飲み物を販売する。飲み物を販売させるとはいわない。それは自分と自動販売機に距離感があるからだ。脳と自販機を一緒にするのは無理がある? まぁ、いいじゃないですか、大きく見たら自販機も人間も変わりませんよ。

意識的か無意識的かはわからないけど、多くの人が脳との距離感をそっととっていたりするのかなと、ちょっとした検索で考えることができた。そして、こんなことを考えていると生産性はないのだろうけど、頭は少しずつ動いてくる。なぜなら、考えることは楽しいことだから。頭が一生懸命はたらくのって楽しいからなんだろうな。

 


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