『楽しみの社会学』ミハイ・チクセントミハイ(著)/今村 浩明(訳)

ポジティブ心理学の権威、チクセントミハイがフロー状態について社会的な側面から解説した一冊。

チクセントミハイと言えば、フロー概念の提唱者として知られるポジティブ心理学の博士。ものごとに没頭した状態であるフローはスポーツや遊びのなかで、どのように発生するのか研究している。たとえば、チェスやロッククライミング、作曲家を対象にフロー体験についてのヒアリングを行っている。これらをデータ化して分析し、まとめあげたのが本書。

一般的に役立つ内容も記述されているが、内容的にやや学問的な印象が強かった。チクセントミハイの思想に触れるのであれば『フロー体験入門』や『フロー体験 喜びの現象学』などに当たる方がわかりやすくて良いだろう。

本書は既に絶版となっており、中古品にはプレミア価格がついている。ポジティブ心理学の最前線を進む著者の書籍なので、興味がある研究者が多いのだろう。私のような研究者でもない人間は図書館で借りて読んだ。

●新思索社

 


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